m-furutaのブログ

読んだ本や生活の中で感じた事。
自分なりの考え方などを書いています。

我慢の必要性

こんにちは、フルタです。


最近、我慢出来ない人間が増えたという言葉をよく耳にしませんか?

それは、大人から子供まで年齢関係なくあると思います。

私も、昭和59年生まれの人間なので親の世代からこんなことを言って聞かされてきました。


”我慢をすることで心を強く鍛えて、強い人間になりなさい”

という教育でした。


でも、一旦社会に出てみると。

「我慢する人間」よりも。

「我慢をしない人間」のほうが圧倒的に多いことに気付きます。


そもそも、どうして我慢教育というものが日本人の親の世代に深く植え付けられてきたのか。

それは、物がない時代に育ったからですね。


今の日本には、「何でもあります」

「食べ物」「生活を支える便利品」

ありとあらゆるものが存在します。

そして、物を壊しても次に手に入れればいいだけのことなのです。


数少ない貴重な資源を非常に大切に使ってきた世代。

こんな言葉を聞いたことがあります。


「昔は物を落としたら、あるまで探した時代だけど」

「今の子は、物がなくなっても平気でしょ?」

「買えば済む時代だから」


働く現場でも、物の扱いに対する考え方は変わりました。

「台車の取っ手がグラグラしていたら、修理して使う」というのが昔の考え方です。

今は。

「台車の取っ手がグラグラしていました」

「こういった道具の異常があったら報告して下さい」


道具の調子が悪い → 作業員に修理法を教えて長く使えるように指導をする

           (作業道具の修理に、人件費を割く」

道具の調子が悪い → 道具は使えなければ破棄をする

・道具が正常に使えるかどうかをチェック→現場には常に正常に使えるものしか使わせない

・修理に時間コストを割くと効率が落ちるので指導はしない


技術が進んで、物の状態が明確に分かるようになりました。

今のようにスマートフォンが当たり前になる前の時代。

携帯電話って、充電状態がわからなかったんでしょう?

充電完了アラームを待っていたと思います。

今のスマートフォンは機能が充実して%で表示されるようになり。

「常に状態が使用するユーザーに明確に伝えられる」


でも、そんな時代でも人は我慢はしています。

・お腹の調子が悪い

 →停車駅まで・目的地まで我慢しないといけない

・病院で診察券を渡して、自分の番まで待たないといけない


こういったことは、状況の力と言われるものと似ているものがあり。

施設のルールなど世間の常識。

人と合わせないいけない。


「こういう理由があるから仕方が無い」

という明確な理由があると、人は自然と我慢をしています。


ただし、我慢をせずに不満を伝えるというのは今の時代に仕事を進める上では必要不可欠です。

それは、コストを抑えるだけ抑えていくという考え方です。

「こういうやり方をすると仕事が速く処理できるようになる」

というのは、作業を進める上で全体を見ていくと非常に大事なことです。


「やりにくいのに、こだわって時間が掛かっている」

というのとは、見方が違うと思います。


「この仕事は、この方法でなければ良いものが出来ない」

というのであれば、それは正しい考え方だと思います。


人は、我慢をしていると手が止まり・思考も止まってしまいます。

但し、危険を感じて手を止めるということもあります。

「おかしいな」と感じて、冷静に考えます。

そして、「大丈夫だな」と判断して動き始めます。


これは、工場の現場の考え方と似ています。

「止める・呼ぶ・待つ」ってあります。

おかしいと感じたら手を止める。

良いと判断しない限りは手を出さない。


私がどうして、こんなことを考えるようになったか。

それは、長い間幼少期に我慢を強いられていたことと。

自然と我慢することが得意になってしまったことです。

今の私は、どちらかといえば学生時代から比べれば我慢が出来ない人だと思います。

その当時と考え方や行動や心理、どう自分が変わってきたかと考えると思うことが多々あります。


勿論、我慢することも絶えずに行動することも必要です。

それは、臨機応変と言われる気持ちの切り替えで対応を変えていくだけのことですが。

特に、年の離れた人と接する時にその人の生まれた時代というのを感じます。

但し、否定しているわけではなく。

それは、その人の生きてきた時代がそうであっただけのことです。

私が育った昭和の時代から世の中が変わった。

今になって時代が変わっただけのことと言われればそれだけのことです。


それから、今の時代の人が我慢を教育されても受け付けないのは。

世の中の成功者の行動を調べてみると。

圧倒的に「我慢をしない」行動を取っていることが多いからだと思います。


・何のために、そういう行動を取っているのか?

・何のために、こんなことしているんだろう?

いろんな人が、この疑問にあらゆることでぶつかっていると思います。


ストレス社会の強い味方

http://m-furuta.blush.jp/